これまでクリニックを受診するかたは、自分の専門とする胃腸関係の患者さんが多かったのですが、昨年末には禁煙外来を受診する30代の男性が来院しました。以前にも禁煙の経験はあったようですが、今回は沖縄マラソンに参加するのと、血圧が高くなってきたことが心配になって禁煙を決意したようです。禁煙治療は平成18年度の診療報酬改定により健康保険等が適用できるようになりましたが、以下に禁煙外来の概要を記します。
<スケジュール>
標準的な禁煙治療のスケジュールでは、12週間にわたり合計5回の診察が行われます。「お医者さんと禁煙」すれば、楽に禁煙することができます。
<治療内容>
禁煙治療では、診察時に次のようなことを行います。
・診察
・呼気一酸化炭素濃度の測定
・禁煙実行および継続についてのアドバイス
・禁煙補助薬の選択と処方
<費用>
健康保険等で禁煙治療のみを行った場合の自己負担額(3割負担)は、およそ2万円です
*タバコにかかる費用で考えてみると、1日1箱吸っている人なら(1箱430円で計算)
1ヶ月:1万3000円、3ヶ月:3万9000円、半年:7万8000円、1年:15万6000円、5年:78万円になり、金銭面でのメリットは大きいです。
現在通院中の男性は禁煙継続中で、タバコをやめる自信が90%と、禁煙補助薬を使っての治療がうまくいっているようです。
禁煙に興味のある方がいらっしゃれば、声をかけてくださいね!よろしくお願いいたします。